弁護士法律相談 No 0006
相談者の情報 |
男性 |
40歳 |
正社員 |
日本 |
配偶者の情報 |
結婚 13 年 |
36歳 |
正社員 |
日本 |
現在の悩み、状況について |
妻から離婚を要求されています。養育費はいくらになるのか試算できないでしょうか?教えていただきたいです。結婚は92年9月です。子供が3人います。12才(女、小6)10歳(男、小4)、6歳(女、年長)です。
給与は、支給額が388500円(うち家族手当が19000円、離婚すると家族手当なくなります)現在の手取りが31.9~32万です。税込みの年収(賞与、家族手当込)は610万円です。妻は専業主婦でした。よろしくお願いいたします
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理想的な状態 |
妥当な金額を知って検討したい。
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回答 |
現在、家裁実務では、婚姻費用、養育費とも、判例タイムズ1111号に掲載された算定表によるのが一般的です。
ご質問に記載してある数値を前提とすると、婚姻費用は月額12〜14万円(妻と3人の子への合計)、養育費は月額10〜12万円(3人の子の合計)となります。
婚姻費用とは、別居開始後離婚が成立するまでの間に支払う生活費で、養育費は離婚成立後に支払う生活費です。
養育費をいつまで支払うかですが、18歳、20歳、または、22歳まで支払うとすることが考えられます。最近は、大学進学率も高いので、大学進学を前提として、22歳まで支払うことにするのが多いと思います。
蛇足ながら、父親が養育費を分担しない場合、通常、母親は、社会福祉上の諸手当てを受給することができるので、母親からみた場合、福祉手当の方が経済的に得なこともあります。
次に、慰謝料ですが、ご質問に書いてある事情だけでは、慰謝料を支払うべきかどうかは分かりません。慰謝料は、離婚自体慰謝料と、婚姻期間中の不法行為に基づくものに大別されます。通常は、離婚原因について責任がある配偶者が、責任のない側に支払うものです。ただし、実務上は、男性が支払うものと考える傾向が見られます。
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