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弁護士法律相談 No 2055
相談者の情報
女性 33歳 正社員 800万 日本
配偶者の情報
結婚 2 年 33歳 正社員 600万 日本
現在の悩み、状況について
自宅から見知らぬラブホテルの会員証が見つかり、夫に問い詰めたところ、職場の後輩の女性と行ったことを認めましたが、 「身体の関係はない」 「お前が育児に没頭していて寂しく、女性に相談していた」 等と言い訳しました。 3日間程話し合いましたが、4日目に夫が家出し、家出と同日に弁護士を通じて離婚を切り出されました。
私は現在、3歳の娘と2人で、夫の借り上げ社宅に住んでいます。社宅の家賃(4万円)は夫が給与天引きで支払っています。 私は働いていますが、もうすぐ整理解雇される予定で、次の職も見つかっています。 これまでは私の方が夫より収入が多く、私は夫から生活費を貰ったことがありませんでしたが、転職後は収入が400万に減る予定です。 転職後、夫に生活費の支払いを要求したいのですが、確実かつ穏便に要求するにはどうすればよいか、注意点を教えて下さい。
理想的な状態
夫が家に帰ってきてくれることが理想だが、それまでは夫からきちん と生活費を受け取って、娘と2人で夫の帰りを待ちたいと思っている。
回答
相談者の年収が400万円になると、婚姻費用は、月額6〜8万円になります。相手方の給与から天引きされる家賃は、婚姻費用として支払われたものと考えるのが、理論的に正しいと思いますが、審判例には、住居関連費を計算に入れずに、別途、算定表に基づく金額(本件では、上記6〜8万円)の支払いを命じているものもあります。 支払いを確実にとお考えであれば、婚姻費用(生活費)の調停を申し立てて、家裁で話し合うべきです。「穏便に」というのが、裁判所等に行かずに決めるという意味であれば、「確実に」というのと矛盾します。 なお、婚姻費用や養育費は、支払い義務者に新しいパートナーができると支払いが滞るのが通常です。実際の支払いを期待されているのであれば、「穏便」よりも「確実」を優先した方がよいと思います。