弁護士法律相談 No 2056
相談者の情報 |
男性 |
44歳 |
正社員 |
550万 |
日本 |
配偶者の情報 |
結婚 14 年 |
39歳 |
派遣・パート |
150万 |
日本 |
現在の悩み、状況について |
妻の不倫で家庭崩壊です。不倫のことをまだ妻には問いただしておりまん。
それは慰謝料のことを考えてのことです。
現在、探偵事務所に依頼しております。
その費用も35万ぐらいかかるということで、ものすごく悩みましたが仕方ないと思い依頼しました。
妻には2人不倫相手がおり、今のところ1人だけ不貞の証拠が取れております。
今から離婚にあたっての費用、不倫相手2人への慰謝料の請求手順、住宅ローン中の戸建の家の処分について、預貯金の分与、子供の親権監護権、年金などについてどのようにすすめて取り決
めてよいのかわかりません。
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理想的な状態 |
まず、不倫相手2人に慰謝料200万×2ぐらいは貰いたいです。
その後、妻との離婚をはっきり決めたいです。
子供は私の扶養にしておきたいので親権を私に、子供の世話は現実的に私では見れませんし、子供も恐らく妻と暮らしたいと思いますので監護を妻にしたいと思っています。
養育費は毎月3.5万×2を考えております。
子供への面会や連絡は自由にしたいと思っています。妻への慰謝料もかねて妻名義の預貯金を、半分もらいたいです。ちなみに私名義の貯金はほとんどありません。
家は、処分したいのですが、処分費用とローンを相殺しても残額が残ると思いますので、それを妻と折半で支払う。 |
回答 |
相談者のご希望は、法手続きにて得られる結果と少し異なるので、調停や離婚訴訟ではなく、離婚協議で話しを進めて下さい。以下、法的解決をした場合の予想される結果について説明します。
1 親権
家裁実務では、親権については、女性が圧倒的に有利です。
殊に、相手方がお子さんの養育を担当するのであれば、相談者が親権を得られる可能性はありません。
2 養育費
養育費月額7万円は相場どおりです。
3 妻からの慰謝料
慰謝料については、預金等を半分という決め方はしません。不倫の経緯や婚姻生活の実態にもよりますが、相談内容をみる限り、離婚慰謝料は、100〜500万円程度であると思います。
4 財産分与
婚姻期間中に増加したそれぞれの財産(相続、贈与財産は除く)を分ける制度です。
5 住宅ローン
法律上、残りの負債の負担を求めることはできません。
6 不倫相手からの慰謝料
妻からの慰謝料との二重取りはできません。また、それぞれから200万円
は、相場より高いと思います。
不倫の慰謝料の相場は、100〜300万
円と言われていますが、ここ数年は、相場が下がっており、100万円前後での決着が増えています。 |