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離婚相談のリコナビ編集部によるブログ
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裁判離婚で② と思ったのですが・・・

裁判離婚で② と思ったのですが・・・。

少し古い話ですが(?)
フジテレビの「ラストフレンズ」が終わったそうです・・・ね。

で、ちょっと先に。

私はドラマというものを、あまり見ない人なので、内容はあちらこちらからの噂や、勝手に話してくれる知人からの情報からだけなのですか・・・。

性同一性障害とかDVとか、性的なトラウマとか、なんか「そんな・・・いっぺんに」と(私は)思うような、ストーリーだったようですね。

そのどれもが非常に重く、大変なことだと、女性の問題に関わる私は、常々、さまざまな場面やケースに胸を締め付けられているのですが・・・。

あり得ないことではないとは思いますが、やはり、ちょっと、いっぺんに、過ぎるような気がします。
そのひとつだけを取り上げても、とてもデリケートで、描き方によっては、誤解や偏見などをもたれてしまいます。
慎重に、確かな情報や、医療面や精神面で正しい理解があったうえで、それでも細やかな気を配って描かれるものではないかと、思っています。

で、最終回。
なんでもDVの彼、宗佑さん(錦戸亮)が自ら命を絶ったとのこと・・・。
その遺書には「自分が生きている限り美知留を縛りつけてしまうから、自由にしてあげるためには自ら心臓を止めるしかない」などと書かれていた、と。

・・・。

・・・。

私はDVをする、夫やパートナーが、自分の行いを制止するために、自らの命を絶つ・・・という話を聞いたことはありません。
(被害者から言うと、DVが解決した原因、その第1位は、加害者の死です・・・が)


DVは、その加害者が、自身に絶対的な正当性をもって行うことです。
相手への絶対的な支配の欲求をもって行うことです。

「俺を怒らせるのは、お前だ」。
「本当は俺だって殴りたくない」。
「お前が悪いからだ」。
「殴らせろ」。


そして、相手をコントロールするために・・・。


許される、暴力などありません。

自らの行動を反省し、悔い、相手を自分から自由に、解き放とうと、それができるような人はDVの加害者にはならない・・・と、思います。

宗佑さんの描かれ方には、とても違和感を感じました。

違う・・・と。

相手を愛していたがゆえ・・・のDVだった、と。
そういう愛もある・・・との、
そんな、とらえられ方をされてしまいそうで・・・。


老婆心で言わせてもらえれば・・・出演していた、今をときめく、若手の人気俳優さんたち、彼ら、彼女らをはじめ、若い世代に人気の高かったこのドラマの視聴者の人たちに、DVを誤解して欲しくない、と。

確かに加害者がかつての被害者で、連鎖の苦しみなど、複雑なケースもあります。
それでも、だからといってDVは絶対に「愛」ではないのです。

長澤まさみさんは出産したとか。宗佑さんの子どもなのですか?
複雑な関係で、育てていく場面があったようですが、

DVによる妊娠に傷付く女性はたくさんいます。
出産が、喜びだけをともなうものではないケースもたくさんあります。
そして、女性にとって、パートナーが避妊をしないのも、またDV、暴力です。

違和感をもって、人気ドラマのストーリーを教えてもらった私・・・。

で、以前「それはないで、喜代美ちゃん」ということで、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」の最終回について書かれていたものを、このブログでも取り上げさせていただいたのですが・・・朝日新聞のTV欄のコラム「キュー」での島崎今日子さん。7月3日にも「ラストフレンズ」について書かれていて、やはり「誤解をまねくのでは」といった内容でした。読ませていただいて、私だけ?では、と思っていたことが不安だったでの、ちょっとほっとしました。

大変な問題なので、いろいろなところで取り上げ、考えていかなければいけないと、思います。

ただ、繊細な思いと、確かな情報をもって。

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裁判離婚で①

裁判離婚には、被告となる夫婦の一方に、法律上の一定の原因が必要です。

・不貞行為があったとき
・悪意で遺棄したとき
・3以上生死が不明なとき
・強度の精神病に罹り、回復の見込みがないとき
・その他、婚姻を継続しがたい重大な事由があるとき

です。

これらは、協議離婚や調停離婚などにおいては必要のないことですが、その話し合いや慰謝料の額、財産分与などの比率などの取り決めをするときには、ひとつの目安(?)にもなります。


で、ちょっと仲間と話しをしていたのですが、
“悪意の遺棄”の程度について・・・。

どこからが、悪意の遺棄なのか?
どの程度が、悪意の遺棄なのか?

ということで・・・。

実際には、夫婦互いにそれなりの事情があって、言い訳があって、言い分があって、とても難しいのではないかと思うのです。

例えば、生活費を渡さない、ということ。
生活費を渡さない=暮らしに困る=扶助義務違反、となります。
生活費を渡さなければ、生活は成り立たないという事実、それをわかっていながら、「それでもかまわない」という無責任な態度は“悪意の遺棄”に相当する、とされるようです。

健康にもかかわらず、仕事もせず、ギャンブルをして、たまに収入があれば、またギャンブル・・・。
失業中のため、親族、知人などまわりから仕事の斡旋があっても、えり好みをしたり、何だかの理由をつけて働こうとしない・・・。
妻子を家に残し、時に帰ってきては、お金を無心する・・・。
家においてあった、勝手にお金を持ち出す・・・。

などなど、生活費を渡さない、ということの理由は関係なく、これらも“悪意の遺棄”となります。

ただ、それらは、相手の言い分や、考え方によっては“悪意の遺棄”とまではならないケースもあるようです(勝手な言い分、考え方でしょうが)。
それでも、それを“婚姻を継続しがたい重大な事由”として訴えると、認められるようです。

言い方・・・考え方・・・ということでしょうか。

意外に多い、生活費を渡さない、というケース。
また、渡されてもぎりぎりとか、これと、この分だけとか、これ以上は出せないとか、妻が決めた支出は、勝手なこととして、渡さないとか、妻方の親族や友人に関することについては出さない、とか・・・。
驚くような、考え方と、判断で、いろいろな生活費を渡さない、ケースがあります。

で、

実家に援助をしてもらったり、無理をして働いたり、意外に、こんなもんだ、とか、もらっているだけまし、とか、相手もこれ以上は出せないだろうから、とか・・・。

そう思っている妻の、なんと!多いこと。

確かに、夫の状況も厳しいでしょうし、妻自身の収入、経済的な自立も目指すところではありますが・・・社会的に女性の賃金は少なく、家事、育児によって男性ほどには長時間働くことはできません。
(そんな男性は家事、育児に協力的とは思えませんから・・・)

なにもかもを背負うことは無理です。

また、背負う必要もありません。

生活費を渡さないことは、夫婦の扶助義務違反です。
そのやり方や期間など、によっては判断は難しそうですが・・・“悪意の遺棄”に相当し、認められる、認めて欲しいことです。

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こじれるわけです2

「お金と子ども」。
こじれます。

協議離婚であっても、調停離婚であっても、裁判離婚であっても、です。

で、また、情けないことに、“こじれる程”あっても、なくても、です。

双方、ニコニコ納得、気持ちよくとは、なかなかいかないことかもしれません。

以前、ある講座で「年金分割」を男性に問うたところ、口を揃えて「嫌だ」「渡したくない」とのことで・・・。

財産分与に、養育費に、慰謝料、そして新たに年金分割、その割合・・・。

これらを取り決めることは、大変なことです。

ただ、その内容をしっかりと理解していることで、請求も、主張も、納得も、あきらめも・・・できるようにはなると思います。

財産分与は夫婦が婚姻生活の中で蓄積をした財産の清算です。
離婚理由は関係ありません。
専業主婦の場合は、家事労働が低く評価されがちですが、およそ半分から、3分の1は請求できます。
感情的にならず、しっかりと現状を把握することで、請求も、納得もしやすくなります。
ただ、難しいのが、この現状把握・・・預貯金に、不動産、有価証券、車など、誰の名義だとか、その評価額だとか、住宅ローン、その他の借金など、負の財産もあります。
また、夫の退職金などもその対象になり得ます。

ひそかに・・・しっかりと・・・したたかに、現状把握を・・・。


慰謝料は、損賠賠償のひとつです。破綻の原因をつくった相手に請求する精神的苦痛に対する対価です。
この感覚的、感情的なものを金額にすることは、とても難しいことです。

実際に、不倫、浮気、借金、暴力など、なんだかの理由で、「もし自分が」と考えたとき、いくらを慰謝料として提示しますか?
おそらく人によって、さまざまだと思います。難しいと思います。

また、日本では、慰謝料が財算分与とまとめられて「解決和解金」(?)などとして、考えられることも多いようです。
離婚原因をつくった有責者側の財産分与分を慰謝料と差し引く、などというもので、つまりは、その相手は慰謝料分、分与の比率が高くなる、といった感じです。

本来、まったく意味の異なる財産分与と慰謝料ですが、このようなかたちが多いようです。

それでも、その内容や意味を考え、自分の気持ちをしっかりと把握して、合算額で提示されても、その額に納得できるか否かは、しっかりと判断したいですよね。


そして、養育費。
これは、財産分与や慰謝料とはまったく意味が違います。
受け取るのは、あくまでも、子ども。子どものためのものであることをしっかりと、認識することです。親が勝手に放棄することも、拒否することもできるものではありません。
それをふまえたうえで、家庭裁判所に持ち込んででも、しっかりとその額の取り決めをしておくことです。時効もありません。


で、年金分割。
2008年4月以降、離婚時までの年金については、自動的に折半されますが、それ以前の分については、あくまでも、双方の話し合いによって、折半を限度に、その割合を決めなければなりません。
受け取るのは、まだまだ先という方もいるかもしれません。実感のわかない取り決めごとかもしれませんが、老齢期にとっては、生活を維持するに重要で大切な取り決めです。婚姻期間中の自分の貢献度をしっかりと主張しましょう。


・・・こじれるわけです。
ひとつのものを分け合う(取り合う)のですから・・・。お金については、本当は揉めたくはないことです。相手のことも、自分のことも、どんどん嫌になっていきそうです・・・。でも、それを乗り越えてこそ、です。自分の婚姻生活の見直しです。自分が「してきた」と、「やってきた」と、そう思うものをしっかりと自分の中で確認しましょう。自信をもって、主張できる自分になりたいですよね!

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ご近所で・・・

裁判のこととか、女性の生き方とか・・・
続けようと思っていたのですが、

ご近所で、ちょっと・・・。


愛犬の散歩中・・・。

保育園があります。
生後何ヶ月かから、入学前まで預かっている、私立の保育園です。

私も、夕刻はいろいろな時間に散歩に出るのですが、それでも、その時間それぞれに、お迎えの親子に出会います。

ある雨の日、3歳くらいの、さしてる傘が何の役にも立っていないお兄ちゃんと、やっと歩けるようになった、1歳何ヶ月かの妹・・・ふらふら、くるくる・・・おぼつかない足取り。

お迎えは若いお父さん・・・。

もう、その子ども達を濡らさないようにする姿が、愉快で・・・。

お兄ちゃんに声をかけても、まったく聞かない、傘の先をつかんで、引き戻そうとしても、勝手に先に歩いていってしまって、ついには先にスクランブルの交差点を渡ってしまって、もう、お父さん、大慌て・・・。
でも、妹はそんなことは関係なく、小さな長靴を楽しむように、あっちにふらふら、こっちにふらふら、顔が雨に濡れていても、満面の笑顔。
もう、お父さん、あたふた・・・。

一番濡れていたのは、お父さんで。

もう、愉快で・・・。

失礼ですね。笑ったら、いけません。

慣れていないわけではないと思いますが、子どもは、親が慣れていく以上のスピードでどんどん成長して、いろいろなことをしてくれるので、毎日があたふたです。

慌てていたお父さん・・・スクランブルを、お兄ちゃんを叫んで呼びとめながら、妹を引きずって、渡っていきました。
やっぱりお兄ちゃんは知らん顔、妹はにこにこ。

こうやって、大きくなっていくのはいいことですよね。
家に帰って、
3人でお母さんをお迎えするのでしょうか?
それとも、3人で夕食?

濡れた洋服や傘、何より本人たちは大丈夫?


と、進学塾の前、

お母さんの運転する車から、無愛想に不機嫌に降りてくる子ども。
「また、ここに来るからね」のお母さんの言葉は無視!

玄関で笑顔で「こんにちは」と迎える塾の講師も、無視!

教科書の入った鞄と、弁当の袋・・・。


そりゃそうだ!

で、子どもが開けたドアには「授業中は防犯のため、施錠いたします。御用の方はドアをたたいてください」の張り紙。


小さな街ですが、ちょっと、気を向けると、ちょっと、振り向くと、いろいろな人間の場面に出会います。今の社会を反映した生活が見えます。

私もその一部ですが・・・。

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面白かったので・・・

裁判のこととか、女性の生き方とか・・・
続けようと思っていたのですが、

ちょっと、面白かったので・・・。


20日の朝日新聞の夕刊の記事です。

岩手・宮城地震があったり、通り魔事件があったりと、大変なニュースが続いていた、
その中で、一面に「春子・博子 バトル30年」というのがあって、ちょっとびっくり。

内容は、大阪の天王寺動物園・・・の2頭のメスのアジア象のこと。

読まれましたか?

何でも、この2頭が30年以上にわたって、不仲で、バトルが続いているとか。

春子、60歳。
博子、39歳。
人間で言えば、
春子、90歳。
博子、50歳。



「私はあんたより強いで」との威嚇で自分の背中に砂をかけて、にらみ合ったり、
互いに相手の鼻をさく越しに引きこみ、踏みつけたり、
糞を投げたり、
何でも、2年前には博子が春子の耳の一部を引きちぎる「傷害事件」もあったとか、
象舎に入っても、飼育委員がいなくなれば、糞を投げ合って、天井は糞のぶつかった無数の後があるとか、

・・・もともと、象は最年長の雌の象をリーダーに群れをつくり、小さなものを守る、という習性があるそうですが・・・。

1970年、最初はユリ子(2000年没)という象と、春子がいて、そこに1歳の博子が加わったそうで、象の習性に従った、春子優先の飼育方法がとられていたとのことですが、年下を守るという習性はユリ子や春子には生まれず、博子に体当たりをしたり、鼻でつついたりしていたそうです。

で、10年ほど前から、成長して、体格に引けをとらなくなった博子が挑発的な態度になるに加えて、ユリ子は亡くなり、春子は加齢と共に、白内障になったり、体力が衰えたりと力を弱めてきたこともあって、負けず劣らずのバトルが続いているとのこと。


・・・。

飼育委員さんは「幼い頃に自分をいじめた春子に復讐したいという思いが強いのか、まったく容赦しない」と話しているようですが・・・。


他の動物園の飼育委員さんにも聞いたことのないような話のようです。


30年か・・・。その程度の長さ、たいしたことないかもしれませんね・・・。(夫婦も嫁姑も、親子も兄弟も親族も、ご近所も、お知り合いも、その程度のお付き合いのある関係はごまんとありますからね)女性の恨みは怖いのです。女性の憎しみは深いのです。

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