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不貞行為・浮気について

不貞行為・浮気とは

夫や恋人、同居している男性などの親密な関係にある男性から女性への暴力、虐待を総称して DV(ドメスティックバイオレンス、Domestic Violence)と呼びます。ここでいう暴力、虐待の定義は殴る蹴るなどの肉体的な暴力の他に、「無視する」などに始まる精神的に圧迫を加えるような行為もDV(ドメスティックバイオレンス)に含まれます。
また、一般にDV(ドメスティックバイオレンス)とは、男性が自分の思い通りに女性をコントーロルしたい。支配下に置いておきたいという願望 を満たすために「暴力」という手段を選ぶ事です。暴力を振るう側、加害者をバタラーとも呼びます。言う事を聞かないから殴ったり暴れたりする。言う事を聞くように暴言を吐いたりして恐怖心を与えておく。女性が自立的な行動をとらないように情報を遮断したり、経済的な余裕を与えないでおく。などの行為です。

1回の肉体関係でも不貞になりますか?

DV(ドメスティックバイオレンス)には一定のサイクルがあります。蓄積期、爆発期、安定期(ハネムーン期)の三つの構成期間を循環していきます。その循環も徐々に早くなりエスカレートし ていくようになります。それぞれの期間の長さや傾向などには個人差があるようです。

●DVのサイクル 1 蓄積期
次の爆発期に向かって内面にストレスを溜めている期間です。男性が自分の身の回りの状況や、女性をコントーロルしたい。支配下に置いておきたいという願望が満たされない事にたいしてストレスを溜めている時期になります。穏やかだった安定期の後にささいな事で怒るようになったり、ピリピリと神経質になってくる期間です。
●DVのサイクル 2 爆発期
溜め込んだストレスの限界がくると、突然に暴力を振るい始めます。多くは突発的なので予測する事は困難で、暴力の衝動を抑制できなくなっているので大変危険です。女性の態度や行動、自分の身の回りの状況が自分の思い通りにならないストレスを発散している期間であり、女性に対して様々な暴力を駆使して自分の思い通りに行動するように強要している期間です。そして、これからも自分の思い通りにコントロールしやすいようにと恐怖心や無力感を植えつける期間でもあります。
●DVのサイクル 3 安定期(ハネムーン期)
暴力によってストレスが発散された状態です。比較的に安定した精神状態の為、安定期と呼ばれています。また、ストレスが発散された事により、優しくなってプレゼントなどを買ってきたり「二度と暴力は振るわない」と約束したり「俺が悪かった」などと泣いて謝罪したりするのでハネムーン期とも呼ばれています。そして次の暴力に向かってストレスを溜め込んでいく蓄積期に移行していきます。

不貞行為や浮気の証拠を確保する為には

好きで一緒にいることになった相手ですし、暴力を振るい終わった後には比較的に安定し謝罪したりする事もあるので、「立ち直って欲しい」「暴れている時が異常で本来は優しい人」と思ってしまいがちです。アメとムチではないですが、暴力への恐怖という精神的な興奮状態と安定している時の優しさによる精神的な安定状態が交互にやってくる事により被害者にも精神的な依存の状態が発生しがちです。又、次の暴力への恐怖や逃げる事の出来ない状態により、次第に「私が耐えればいいんだ」「何をやっても無駄だ」という学習性無力感に囚われてしまい、暴力からの脱出をあきらめてしまう様になります。被害者が暴力を避ける為に言いなりになっていても、加害者はその他の事で溜まったストレスで再び爆発期には暴力を振る いはじめます。

不貞行為や浮気の証拠を確保する為には

暴力を振るわれたら立派な傷害事件として刑事事件になるので、他の民事の事件と違い警察に処理してもらう事ができます。相手を逆上させてしまう可能性のあるので慎重に行った方がよいですが、最悪の場合には命に関わる事ですから保護してもらえるようなら警察を利用しましょう。悲しい事に痴話喧嘩程度に扱われてしまい、対応してくれなかったというようなケースも存在します。暴力がひどくなる前の時期に一度相談しておくとよいでしょう。後々の事もありますので、病院に行ったら診断書を書いてもらい証拠として残しておくのがよいでしょう。

女性の為のDV相談室 NPO法人全国女性シェルターネットさんが運営。DV危険度チェックテスト等
ウィメンズネット「らいず」 DV被害に悩む女性と子供をサポートするNPO法人