弁護士法律相談 No 0203
相談者の情報 |
女性 |
36歳 |
正社員 |
日本 |
配偶者の情報 |
結婚 9年 |
41歳 |
正社員 |
日本 |
現在の悩み、状況について |
2ヶ月前に生活費を入れてくれなくなり、いきなりアパートを借りて出て行くといわれた。現に会社の近くに借りて、住所は教えてもらえた。離婚は考えていたので、養育費と、住宅ロー分を含め毎月11万円入れると、口約束だが話していたのに今月も入れてくれなかった。(先月と今月の給料62万円ももらっているのに)借金もあったようだが、詳しくおしえてもらえなかった。
協議書を作って離婚をと思っていたが、連絡が取れなくなったので、まったく進んでいない。
私の名義の住宅ローンの支払いがあるので、このまま振込みがないとローンの支払いが厳しくなる。生命保険を解約してよいと言われたので、手続き中、その解約金で2か月分を補うので来月からきちんと入れて欲しいとメールしたがまだ返事も無い。この状態で今後どのようにしていくべきなのかわからないので、教えてください。 |
理想的な状態 |
養育費を約束どおり11万円入れてくれるとよい。
子供の面倒は今までも私がすべてしていたので、養育権、監護権は私。
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回答 |
養育費の取決めを書面でするとよいと思います。将来の不払いの可能性もあるので、公正証書か調停をしたほうがよいと思います。公正証書も調停も不払いの場合、給与差押等の強制執行が可能です。
公正証書か調停かの選択では、断然、調停がお勧めです。公正証書は、決まったことを書面化するに過ぎないのに対し、調停は、双方の言い分を聞いてから合意をまとめるので、調停のほうが任意の履行を期待できます。また、調停で決まったことを守らない場合、家庭裁判所による履行勧告の制度もあります。
調停では、通常、4〜5回の出頭が必要ですが、養育費は、将来長期間に
わたって支払ってもらうべきものですから、多少の手数を惜しむべきではありません。
なお、相手方にも、大事なことなので、第三者(である調停委員)の関与のもとで
適正な合意をしたい旨よく説得し、きちんと対応してもらうのがよいと思います。
なお、調停は、弁護士なしで申し立てることが可能です。戸籍謄本、手数料、印鑑を用意して、管轄の家裁の相談窓口に行くのがよいと思います |