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弁護士法律相談 No 0288
相談者の情報
男性 37歳 正社員 日本
配偶者の情報
結婚 7 年 35歳 働いていない 日本
現在の悩み、状況について
以前から夫婦仲は悪く、妻から度々離婚を要求されてきたが、子供の為にがんばろうと説得してきた。一年前、私の故郷に引っ越してきて、妻は友達もいなくて孤独だったようだ。最近、出会い系サイトで知り合った、複数の男性と、昼間も夜間も時々、二人きりで会っているようだ。まだ不貞行為までは行っていないようだが、行動が段々と大胆になってきている。妻に対して、改善を要求しても、「プライベートに口出しするな」「私に指一本も触れるな」と。男性関係については肯定も否定もせず、今後、エスカレートすると思われる。 妻も私も離婚には賛成だが、子供の親権・監護権が妻になる可能性が大のため、 私が離婚には応じていない。今後、調停離婚へと進む予定だが、現状、離婚後に私が子供と一緒に住める可能性はありますでしょうか。 子供の養育の比率ですが、料理は9割妻、入浴は10割私、遊びは9割私、勉強は 半々、躾けは7割妻で、やはり子供は専業主婦の妻を頼ることが多いです。 今後、子供と一緒に生活するため、妻が不貞行為をしても私は何もできないのでしょうか。よろしくお願いします。
理想的な状態
妻と離婚。子供の親権・監護権とも私で、子供と一緒に生活できることが理想。 妻と、相手の男性(複数)に対しての慰謝料請求。
回答
不貞の有無と子どもの親権は、直接の関連はありません。したがって、お子さんの 親権・監護権については、相手方が絶対的に有利です。 仮に、相談者が親権・監護権を得ることが最優先であれば、お子さんを連れて別居し、養育の実績を積むしかありません。 養育実績をある程度積んだ後に、離婚手続に移行することが理想です。 相手方が離婚調停を起こした場合、調停を引き延ばして、養育実績を積み重ねるしかありません。 上記のような方法をとった場合でも、男性側が親権・監護権を取れるかどうかは不確実です。 このように、親権の決定については、「性差別」があるのが実態です。なお、このような実務は、男女平等に反するとした東京高裁の決定がありますが、裁判実務では、この決定は支持されていません。