弁護士法律相談 No 0315
相談者の情報 |
女性 |
48歳 |
派遣・パート |
日本 |
配偶者の情報 |
結婚 29 年 |
58歳 |
正社員 |
日本 |
現在の悩み、状況について |
子供達が結婚するまではと数々の暴力にも我慢してきました。去年に末娘も結婚して自分の人生を考えられるようになりました。財産分与がどの程度できるか知りたいです。不動産が評価約2000万円・貯金が1500万円あります
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理想的な状態 |
今後の生活の為に半分は貰いたいです |
回答 |
財産分与における妻の取り分は、20〜50%です。専業主婦であると20〜40%、共働きであると50%が相場でしょう。現在、パートのようですが、収入比が30:12なので、共働きと評価してよいと思います。婚姻年数のうち、現在のような収入比であった年数はどれくらいでしょうか。その年数が長ければ、50%に近づくとお考え下さい。仮に50%とすると、
(2000万円+1500万円)×50%=1750万円
です。
慰謝料は、700〜1200万円程度でしょうか。慰謝料を1000万円とすると、1000万円+1750万円=2750万円となります。仮に、不動産を得たとすると、不動産+750万円、不動産を相手方のものとすると、現金で2750万円を請求することになります。
来年4月以降に離婚が成立すれば、年金記録の分割も請求できます。時期的に、そろそろ準備を始めると、来年4月以降に成立する頃合になると思います。また、仮に、相手方が策を弄するタイプであるとすると、預金の保全策や不動産の仮差押も必要かもしれません。
相手方の退職はいつでしょうか。退職金が支給されれば、それについても財産分与を要求できます。
以上、財産の半分+慰謝料が基本になりますが、これは、相手方からみれば、ごっそり持っていかれるという感覚でしょうから、弁護士に依頼して準備を進めることをお勧めします。お心当たりの弁護士がいなければ、私の事務所にご連絡下さい。
アドレスは、
satsukih@xd5.so-net.ne.jp
です。
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