弁護士法律相談 No 0357
相談者の情報 |
女性 |
28歳 |
正社員 |
日本 |
配偶者の情報 |
結婚 2 年 |
30歳 |
正社員 |
日本 |
現在の悩み、状況について |
昨年末に妊娠しましたが8週目で流産しました。その翌日、配偶者の母親が失踪し(翌日発見されましたが)原因は消費者金融からの350万程度の借金でした。5,6社から小額の借金を繰り返しており、理由は生活費を配偶者の父が渡さないため、とのことでした。聞くと、結婚から32年間まったく生活費はもらっておらず、借金も3回目とのこと。配偶者母の借金は父が払うのが当然、と主張しましたが、父にもすでに借金があり返済不可能といわれ(祖父の世代の借金だそうです)、結局夫が70万、妹が50万、父が残りを新たに借金することでその場は解決しました。
流産直後の精神不安定な時期と重なったこともありますが、夫の実家にはあとどのくらいの借金があるか半年以上待ちましたが何の説明もなく、夫と約束した相続放棄についての手続きもまったく進めている様子がありません。
夫は長男ですので、今後貯蓄ゼロの両親を養っていかなければならないと私は案じていますが、夫はまったくピンときていないようです。母がまた消費者金融から借金をするのではないかと不安です。半年たったいま、考え直すと、結局のところ価値観の不一致だとも思えます。配偶者の母に生活費を渡さずにいる父も、それを許してきた夫もまったく理解できません。
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理想的な状態 |
私は元来心配性ですので、夫の実家にいくら借金があるかもわからない状態で安定した夫婦生活を遅れるとは思いませんし、現在の状態では不安で子供も産めません。しかし、上記のような環境で育った夫には私の不安は理解できないようです。私は子供がほしいので、夫とは離婚して次のパートナーを求めて前進したいと考えています。
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回答 |
多重債務は、一種の依存症で、専門家の手による解決でないと、さらに繰り返す可能性が高いことが知られています。解決方法として、親族が借金の肩代わりをするのは、最悪の選択で、依存症をより亢進させます。厳しいようですが、親族の借金は自分で処理させるのが一番です。その際、弁護士等に相談させるのがよいと思います。ただし、「多重債務専門」の弁護士は危ないことが多いので、法律扶助協会の斡旋を受けたほうがよいと思います。
なお、夫が上記を理解しないようであれば、離婚を真剣に検討したほうがよいと思います。
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