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相談者の情報 | ||||
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女性 | 50歳 | 正社員 | 240万 | 日本 |
配偶者の情報 | ||||
結婚 27 年 | 52歳 | 正社員 | 1200万 | 日本 |
現在の悩み、状況について | ||||
夫の長年の浮気(複数の女性と約10年以上)の結果、愛人と再婚するため突然離婚を要求されました。 家を購入した際、夫の両親の遺産金を3000万を使い、今その返還を要求されています。 もちろん浮気の慰謝料をとるつもりですが、この3000万を返す義務はあるのでしょうか? 夫は名義も変えるつもりもなく、これから夫に家賃を払えと要求されています。 また、我が家の財産の2分の1も要求されています。夫はこれまで浮気相手に1000万以上使い込んできました。 毎月のお給料も年収1200万に関わらず30万しか入れていません。 |
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理想的な状態 | ||||
家の名義変更。年金、退職金分割。 | ||||
回答 | ||||
まず、夫には不倫相手がいるので、現状では、離婚請求権がありません。 したがって、相談者が同意しない限り、離婚は成立しません。 まず、このことを理解してもらいましょう。ご自宅は、夫名義でしょうか。それを前提として回答します。 まず、3000万円の返還義務はなさそうです。家賃を払う必要もありません。 次に、夫名義の財産と妻名義の財産の合計(婚姻前からの財産、相続・贈与財産を除く)の50%ずつが、財産分与としての、それぞれの取得分になります。相談者は、さらに慰謝料を請求できます。 婚姻期間が長いので、600〜1000万円が妥当であると思います。 厚生年金は、原則として、50%ずつの分割です。将来の退職金の扱いについては、解釈が定まっていません。将来の退職金も分割するとの考え方が有力です。ただし、その考えに立っても、すぐに退職した場合の金額を計算し、その20〜40%程度となります。 以上の経済的条件のなかで、金銭を受け取る代わりに自宅の所有権を得ることも可能です。 弁護士が必要であれば、ご連絡下さい。 アドレスは、 mail@satsukilaw.com です。 |