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弁護士法律相談 No 2312
相談者の情報
男性

42歳

正社員 960万 日本
配偶者の情報
結婚 13 年 38歳 働いていない 0万 日本
現在の悩み、状況について
妻実家へ子供と戻り現在別居状態で調停中。 妻の要求は、@離婚A婚姻費用12万B私への借金の返済6百万程。 離婚の原因は、お互いに言い分はあるのですが、浮気や暴力、虐待等 はありません。 Bの借金は、結婚前の妻の貯金を返して欲しいと主張。 現在の悩みは、離婚は致し方ないとして、@婚姻費用12万は妥当なのか? A離婚の原因はお互いにあると思っているのですが、慰謝料を請求される、 または出来る事はあるのか?B妻が主張する借金は返す必要があるのか? 逆に私の結婚前の貯金や今迄の稼ぎの一部を請求出来るのか?(妻は専 業主婦、給与は全額妻に渡していた。)C離婚後には、さらに何が起きるの か?(養育費、財産分用、年金、とか)
理想的な状態
離婚しないで、やり直せる事が一番だが、妻は離婚したいと言う気持を変 える事は無い様なので、必要最低限の義務の範囲で対応したい。 (心情的には、勝手に出て行ったのだから、一銭も払いたく無いし、逆に慰 謝料をもらいたい位) 離婚の原因はお互い様と思ってはいますが、妻が余りに一方的な為、可 能であれば慰謝料を請求(相殺)する。 結婚して一人目の子供が生まれた頃からセックスを嫌がる様になり、二人 目の子供が生まれた後は、一緒の部屋で寝る事も殆どなくなりました。
回答
ご質問に沿って、回答します。
@ 婚姻費用12万は妥当か?   
記載の年収であると、婚姻費用の相場は、月額18〜20万円なので、12万円は低めです。なお、婚姻費用は、別居後、離婚成立  まで支払います。
A 慰謝料について   
法律上、慰謝料は、不法行為に該当するような行為を行った側が支払います。
例えば、不倫や暴力が、その典型です。浮気や暴力がないとのことなので、相互に慰謝料なしが正解です。
ただし、実務上は、男性が女性に対し、手切れ金を支払うこともあり、これを慰謝料と呼ぶこともあります(法律的には解決金と言うベきです)。
B 婚姻前の預金を返す必要があるか。   
ありません。
これについては、譲るべきではありません。相談者からの請求も無理です。
C 離婚給付について   
離婚後は、養育費を支払う必要があります。現在の年収を前提にすると月額14〜16万円が相場です。
財産分与は、婚姻期間中に増えた財産(夫名義、妻名義双方)を分ける制度です。50%ずつが基本ですが、専業主婦については、3〜40%とすることもあります。  
年金は、現在の年金記録を50%ずつ分けるのが基本です。