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弁護士法律相談 No 2331
相談者の情報
男性 26歳 正社員 480万 日本
配偶者の情報
結婚 1 年 26歳 専業主婦 0 日本
現在の悩み、状況について
私の場合はすでに離婚は成立しています。
離婚に際して、公正証書を作成して、慰謝料1,440万円を30年間かけて支払うという取り決めを行ったのですが、あまりにも高額であるため、慰謝料の支払いを止めたいと考えています。
結婚生活を続けている間、最初の数カ月間を除いて、私のもらっていた小遣いは月額0円であり、離婚の数カ月前には元妻の借金114万円を結婚以前の私の貯金で返済し、一文無しになって、家電も布団も無い生活を3カ月も続けたので、慰謝料は無くしてもらいたいです。
また、結婚生活は約18カ月間続きましたが、元妻と一緒に生活したのは約3カ月間であり、そのうち妻が家事をしてくれたのは約2カ月間だけで、元妻は結婚生活を続けている間、パートやアルバイトを含め、一度も働きに出ることはなく、私の給料を全て取り上げて生活を続けていました。離婚の直前に元妻が鬱病を発症したかに見せて、私は医師から「調停離婚は絶対にやめるように。」と言われれ、泣く泣く協議離婚で、元妻の言う条件を飲んだのですが、離婚後約半年間、妻は一度も病院へは行っていないため、明らかに鬱病ではないと考えられます。
このような偽装を行った上で作成された公正証書なので取り消しをお願いしたいと思います。
理想的な状態
公正証書の取り消しと、今までに支払った慰謝料の全額返還及び、元妻の借金を支払った際の114万円の全額返還及び、結婚生活間に自分が取り得るはずであったお金の返還を要求したいです。   
回答
相談内容を見る限り、公正証書の取消しは難しそうです。
1440万円の慰謝料は確かに高額ですが、平均的収入の方の離婚でも、あり得ない数字とまではいえません。したがって、高額なことを理由として取り消したり、あるいは既払い金の返還を求めたりすることはできそうもありません。
次に、うつ病は偽装ではないかとのことですが、すでに過去の病状なので、偽装を証明するのはほぼ不可能と思われます。離婚後、通院していないことも、離婚により精神状態がよくなったとの説明も可能ですので、通院していないことを以て、過去の病状を偽装とまでは断定できそうもありません。
なお、どうしても納得できない場合、債務減額を求める調停をご検討下さい。