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弁護士法律相談　No　2375
相談者の情報
女性

32歳

 派遣・パート 384万 日本
配偶者の情報
結婚　4　年 28歳 正社員 450万 日本
現在の悩み、状況について
妊娠した時はお互い学生で、相手が就職してからは遠距離で生活していた。
この四月で私が働き始め、それに伴って相手も同じ地域に転勤希望を出した。転勤が決まり、今年九月から一緒に住み始めたが、すぐに相手の浮気（三ヶ月の付き合いで転勤が決まり別れた、性生活は無しと主張）がわかった。相手の女性も事実を認めた。そのため九月半ばに子供を連れて別居。その時から離婚の話はあり、相手も了承したが、すぐに離婚になると自分の立場上厳しいから少し待てと言われた。
私も相手の出方を見るために時間を置いた。けれど相手の反省は見られなかったため先日離婚届けと自分で作製した離婚協議書にサインをもらった。そこで問題になったのが慰謝料と養育費。かなりもめて、私自身が耐えられなくなり、慰謝料をあきらめた（引っ越し費用で出してもらった分を慰謝料といわれ、それで了承してしまった。）養育費は最低限と思われるだけ要求し、それは応じてもらった。
しかし、落ち着いて考えると自分が受けてきた精神的苦痛に見合う慰謝料をもらえないことに不満を抱いた。相手は自分がずっと寂しい思いをしてきたから私も悪いと主張。けれど私は一人で子育てと学業または仕事をしなければならず、旦那に対して不満が大きかった。それに妊娠時に暴力により別居したこともあり、しばらくは旦那に対する怒りや子供を守らなければという気持ちがあり、うまくいかなかった。
離婚届には私のサインはまだないが、離婚協議書のサインがどこまで有効なのかわからず、今から調停や裁判をしても意味がないのかどうかもわからない。
理想的な状態
私に対する謝罪としての慰謝料は引っ越し代金だけでは足りない。もっと慰謝料を払ってほしい。態度として謝罪の気持ちが伝わってこないからなおさらちゃんと払わせたい。
養育費に関しては、一応折り合いをつけたけれど、それが妥当かどうかはわからないため、それもはっきりさせたい。
それから、私の仕事は任期付で、最長でも後二年で次の職を探さなければならないので、仕事が決まらなかった場合、今の条件の養育費では養育できない。そこもどうしたらいいか知りたい。
回答
養育費は、現在の年収を基準とすると、月額2〜4万円です。したがって、現在の条件は、相場よりもよい条件であるといえます。将来、職が変わるなど経済的条件が変わった場合、養育費増減請求権が発生します。増減につき話合いが成立しない場合、家裁に調停ないし審判を申し立てることができます。
慰謝料については、署名した離婚協議書の内容いかんです。離婚協議書が形式の整ったものであり、任意に署名したものであれば、原則として、有効です。したがって、慰謝料の変更を求めるのは難しいでしょう。形式が整っていない場合でも、離婚協議書で定めた内容が基準となるので、やはり、大幅な変更は難しいと思います。ただし、双方納得して、既に成立している合意を変更することはできますので、まずは話合いだと思います。