続 シビアにシビアに離婚率
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essay/satomi
7月3日に「それは、次回また」と書いておきながら・・・
3年ほど前から離婚率は減少傾向とか。特に熟年層の女性は、2007年4月から始まる「年金の分割制度」を待って息をひそめているようです。
どんな制度でも、女性をサポートしてくれるものになるならば、大歓迎です。
でも、この「年金分割制度」、2007年4月から即座に離婚後の生活の支えになってくれるものではありません。
どういったことなのか・・・正しい知識を得ておくことは、とても大切なことです。
以前も書いたと思いますが、この「年金分割」、まず、2007年4月から「任意分割」が始まります。2007年4月以降に離婚をした場合、夫婦間で合意があれば、離婚をするまでの全婚姻期間について夫(妻)の厚生年金や共済年金をそれぞれに分割できる、というものです。共働きでも片働きでも、半分ずつになるまで分割できます。ただし、夫婦で話し合っても、合意にいたらなければ、家庭裁判所に分割の割合の決定を委ねることになります。そう合意が必要です。合意が必要なこと、憶えておいて下さい。・・・合意に至らなければ、家庭裁判所です。そして、やっと2008年4月から「強制分割」が始まります。2008年4月以降から離婚をするまでの期間について、厚生年金や共済年金を2分の1づつに強制的に分割できるようになります。そう、あくまで2008年4月以降の分だけです。それ以前の分については「任意分割」、・・・夫婦間の合意が必要です。たとえば、1995年4月に結婚をし、2018年4月に離婚をしたとすると、1995年4月から2008年3月までの婚姻期間13年間分の年金は「任意分割」で、話し合い上、分割割合を決めることになり、2008年4月から2018年4月までの婚姻期間10年間分は「強制分割」で、折半となるということです。つまり、2008年4月まで待って離婚をしたとしても、強制的に折半される年金額は0ということです。しかも、そもそも「年金」なので、60歳、もしくは65歳にならなければ、受け取ることはできせん。それまで、どう生きていきますか?息をひそめていることもいいですが、ひそめているだけではなくて、その間、しっかり、ちゃっかり、「生きる力」を蓄えておくことが、1番大切なことかもしれません。
3年ほど前から離婚率は減少傾向とか。特に熟年層の女性は、2007年4月から始まる「年金の分割制度」を待って息をひそめているようです。
どんな制度でも、女性をサポートしてくれるものになるならば、大歓迎です。
でも、この「年金分割制度」、2007年4月から即座に離婚後の生活の支えになってくれるものではありません。
どういったことなのか・・・正しい知識を得ておくことは、とても大切なことです。
以前も書いたと思いますが、この「年金分割」、まず、2007年4月から「任意分割」が始まります。2007年4月以降に離婚をした場合、夫婦間で合意があれば、離婚をするまでの全婚姻期間について夫(妻)の厚生年金や共済年金をそれぞれに分割できる、というものです。共働きでも片働きでも、半分ずつになるまで分割できます。ただし、夫婦で話し合っても、合意にいたらなければ、家庭裁判所に分割の割合の決定を委ねることになります。そう合意が必要です。合意が必要なこと、憶えておいて下さい。・・・合意に至らなければ、家庭裁判所です。そして、やっと2008年4月から「強制分割」が始まります。2008年4月以降から離婚をするまでの期間について、厚生年金や共済年金を2分の1づつに強制的に分割できるようになります。そう、あくまで2008年4月以降の分だけです。それ以前の分については「任意分割」、・・・夫婦間の合意が必要です。たとえば、1995年4月に結婚をし、2018年4月に離婚をしたとすると、1995年4月から2008年3月までの婚姻期間13年間分の年金は「任意分割」で、話し合い上、分割割合を決めることになり、2008年4月から2018年4月までの婚姻期間10年間分は「強制分割」で、折半となるということです。つまり、2008年4月まで待って離婚をしたとしても、強制的に折半される年金額は0ということです。しかも、そもそも「年金」なので、60歳、もしくは65歳にならなければ、受け取ることはできせん。それまで、どう生きていきますか?息をひそめていることもいいですが、ひそめているだけではなくて、その間、しっかり、ちゃっかり、「生きる力」を蓄えておくことが、1番大切なことかもしれません。